こんにちは。
新卒3年目25歳で5社目を退職した
子なし専業主婦のがじゅまるです。
今回は、
前回に引き続き、
「飲食店アルバイトで学んだこと」
についてお話します。
前回は、
学んだことの1つ目、
「物事を多面的に見る力」
についてお話しました。
今回は、「後編」として、
2つご紹介します。
それでは早速参りましょう。
★飲食店アルバイトで学んだこと②
「人間関係に深く加担しない」
2つ目に関しては、
人によって大きく意見が分かれるかもしれません。
アルバイト先で出会った仲間と、
友達同士のように、
楽しく働きたいと思う人もいれば、
あくまでも「仕事仲間」として、
割り切って付き合う人もいます。
私は、後者でした。
もともと人付き合いが得意ではない、
というのもありましたが、
人間関係を理由に、
アルバイトへ支障をきたすことが、
私にとってはとても抵抗がありました。
私のアルバイト先は、
半数以上が女性。
年代は学生から主婦さん、
さらにはもう少し上の世代まで、
とても幅広い年代層でした。
性別を問わず、
人間が多数集まれば、
何らかの「こじれ」は生じます。
実際、私がアルバイトを始めた当初は、
2つの派閥があり、
表面的には穏やかでも、
裏ではお互いの悪口のオンパレードでした。
もちろん新人の私も、
どちらの派閥に属するのか、
双方から天秤にかけられました。
けれど、私は、
どちらの派閥にも属さなかったのです。
私は、双方からかけられる、
どんな悪口や文句にも一切加担しませんでした。
とにかく笑って流し続けたのです。
今思えば、
「よくやったな」と思いますが、
当時は「初アルバイト」ということもあり、
状況がよくわかっていなかったのです。
下っ端の自分には、
悪口や文句を言う筋合いはないと思っていました。
加担してこない私を、
「面白くない」と思った人もいたかもしれません。
けれど不思議なことに、
「居場所」がなくなることはありませんでした。
むしろ、
徐々に私のことを、
「信頼」してくれる人が増えてきたのです。
仕事を円滑に進めていくためには、
周りの人とのコミュニケーションが、
とても重要になります。
時として、
悪口や文句、不平不満が
コミュニケーションの一環となり、
関係を深めることもあるかもしれません。
けれど、私は、
それ以上に「言わない」という選択で、
さらに関係を深められることを知りました。
程よい距離感を保ちつつ、
いざという時は助け合える。
この関係性が、
自分にとってベストであると、
アルバイトを通して学びました。
★飲食店アルバイトで学んだこと③
「お金をいただくことのありがたみ」
私が新人だったころ、
何度も言われた言葉があります。
「立っているだけでお金がもらえると思わないで」
初めてのアルバイト。
初めての社会経験。
まだたったの16歳で、
その言葉の意味も、
「働く」ことの意味も、
何一つわかっていませんでした。
決められた時間にお店に行って、
時間が過ぎればお金がもらえる。
どこかそんな風に思っていました。
けれど、
アルバイトを続けていく中で、
言葉の意味を理解できるようになりました。
自分がお店に貢献した対価が、
「お給料」であると気付いたのです。
飲食店には、
どうしても来客に波があります。
忙しい時間もあれば、
そうでない時間もある。
けれど、
「やることがないから」と、
突っ立っている時間にも、
お給料は発生しています。
「できることはないか」
「やれることはないか」
その姿勢や、意欲を、
決して失くしてはいけないと、
そう強く気付かされたのです。
大学生になると、
後輩指導をすることが多くなりました。
最初は、
「立っている」ことや、
「指示待ち」が多くても、
自分の貢献=お給料
であると気付いた途端、
驚くほど仕事ができるようになる子もいました。
「簡単」だと思って始めたアルバイトが、
実はとても「ありがたいこと」だと、
気付かせてもらえたことに、
本当に感謝しています。
ただ機械的に仕事をこなすのでなく、
心を込めてお店に貢献する。
初めてのアルバイトで学んだことは、
私の心にいつも根差し、
私にとっての教訓となっています。
その他のアルバイトや、
5つそれぞれの会社に属していた時も同じです。
「お小遣いを自分で稼ぎたい」と、
軽い気持ちで始めたアルバイト。
そのアルバイトが、
私に与えてくれた経験は、
財産であり宝物です。
高校1年生の春、
勇気を振り絞って面接に行った自分に、
心から感謝しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
がじゅまる🌳