こんにちは。
新卒3年目25歳で5社目を退職した
子なし専業主婦のがじゅまるです。
今回は1週間に1回の、
「習慣作り」をテーマにお話します。
私の好きな本の1冊に、
「毎日の暮らしが輝く52の習慣」という本があります。
52の習慣を1週間に1つずつ実践し、
1年をかけて人生に大きな変化をもたらす。
小さな変化を積み重ねることで、
徐々に習慣を変えていこうというものです。
前回の習慣は「旅に出る」
コロナウイルスの流行により、
たった2年で私たちの日常は大きく変化しました。
この2年の間で、私が一番ストレスを感じていることは、
気軽に旅行ができなくなったこと。
コロナ前はよく、ふとした思いつきで、
様々な場所へ足を運んでいました。
旅行には、ワクワク感といった刺激に加え、
非日常的なリラックス効果があり、
さらにはストレス解消にも効果があると言われています。
前回の記事では、私が「もう一度行きたい場所」について、
写真付きでご紹介しています。
今できることは、過去の写真を見て、
あの日の思い出に心を浸すこと。
まだまだ予断を許さない日々は続いていますが、
今できることをして、少しでも幸せを感じたい。
そう思っています。
一日でも早く、安心して旅に出られる日が来ますように。
それでは今週のテーマをご紹介します。
ぜひ最後までお付き合いください。
~毎日の暮らしが輝く52の習慣~
「12/52 手仕事をいつくしむ」
過去に「うつ状態」と診断され、
家から一歩も出られなくなってしまったとき、
私を救ってくれたのは「お菓子作り」でした。
物心ついたころから面倒くさがり屋だった私は、
母と妹がお菓子を作る姿を眺め、父と一緒に味見をしてばかり。
小学生のころ、バレンタインデーに友だち同士でお菓子を渡す、
「友チョコ」が流行ったときですら、
私は妹のおこぼれをもらい、友だちに渡すほど。
私にはお菓子を作った経験がほとんどありませんでした。
そんな私が唐突に「お菓子を作りたい」と思い、
なかなか抜け出すことのできなかった布団から出てきたのは、
うつ状態と診断され1カ月ほど経った後のことでした。
買い物にすら行くことができず、
夫が適当に買ってきてくれていたものや、
もともと家にあったものを寄せ集め、
私は人生で初めての「クッキー作り」に挑戦しました。
ネットでレシピを検索し、YouTubeで作り方を確認し、
見よう見まねでただひたすらにクッキーを作りました。
満を持して焼き上がったクッキーは、
口に入れてみると、少し硬くて食感もぼそぼそ。
それなのに、私はそのクッキーが、
愛おしくてたまらない気持ちになりました。
当時の私は、目に見えない恐怖に怯え、
全てのことに対しとても悲観的になっていました。
うつ状態と診断され、働けなくなった自分を責め続け、
そうして自分の存在価値を見失いつつありました。
自分が生きていることに対して、
これまで感じたことがないほどに否定的になっていたのです。
しかし、人生で初めてクッキー作りをして、
その焼き上がったクッキーを口にしたとき、
私の中で何かが確実に変化したのを感じました。
「こんな私でもまだできることがある」
そこから私は、ほぼ毎日のように、
狂ったようにクッキーを焼き続けました。
今思えば、生地を手でこねる作業が、
セラピーのような役割を果たしてくれたのだと思います。
クッキー作りは、
次々に浮かび上がってくる思考を唯一止めることのできる、
無心を生み出す貴重な時間だったのです。
約1カ月ほど続いたクッキーブームは、
バターの値上がりにより静かに終わりを迎えました。
しかしその後も、
できるだけ手を動かす時間を作るようにしています。
クッキーよりも簡単に作ることのできるパウンドケーキは、
朝食用やおやつ用としてよく作っています。
また、毎日の食事作りも、
今までより手を加えるようになりました。
働いていたころは、
冷凍食品やお惣菜に頼ることも多かったのですが、
今はありがたいことに時間に余裕がある。
「食べたい!」と思った料理のレシピを探し、
初めての料理に挑戦する時間はとても刺激的で楽しい。
少しずつ料理のレパートリーも増え、
夫からのリクエストにも応えられるようになってきました。
これまで「料理」に対しても少し苦手意識がありましたが、
今では私の中で「癒しの時間」になっています。
「手仕事」と聞いて、
「ガーデニング」を思い浮かべる人も多いかもしれません。
昨今、「おうち時間」が増えたことにより、
ガーデニングや観葉植物の人気は高まっているそうです。
植物を見ていると、不思議と心が癒され、
心がぽっと明るくなりますよね。
私も、今年こそはガーデニングに挑戦したい。
立派なお庭がなくても、
ベランダで育てられる植物もたくさんあると聞き、
現在検討中です。
私たちの住む世界は、どんどんと便利になり、
多くの作業が効率化されています。
その恩恵に感謝しつつ、
自分の手を動かすことで得られる喜びや癒しも、
忘れることなく大切にしていかなくてはいけないと思います。
自分の手を動かす手間を進んで取り入れられる、
その心の余裕を持ち続けたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
がじゅまる🌳