「あたしたちよくやってる」山内マリコ  ~おすすめ本紹介~

こんにちは。

 

 

新卒3年目25歳で5社目を退職した

子なし専業主婦のがじゅまるです。

 

 

今回は「私のおすすめ本」をご紹介します。

 

幼いころから読書が大好きな私が、

自宅の小さな本棚にしまっているのは、

どうしても手元に残しておきたい

そう思った本だけ。

 

これからご紹介していく本は、

そんな私の心を掴み、そしてずっと支えてくれている、

大切な大切な本ばかりです。

 

自分の読書記録も兼ねて、

少しずつご紹介していきます。

 

 

前回は「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気

こちらの2冊をご紹介しました。

gajumaru8521.hatenablog.com

 

 

興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

それでは今回のおすすめ本をご紹介します。

 

 

~私のおすすめ本~

「あたしたちよくやってる」

         山内マリコ

 

 

大学生のころ、明るく眩しすぎる大学構内の喧騒に疲れ、

逃げるようにふと立ち寄った本屋さんで、

惹かれるようにこの本を手に取りました。

 

あたしたちよくやってる

 

あの頃の私は、誰かにそう言ってもらいたかったのかもしれません。

 

 

この本には、「女性」をテーマとした、

33の短編エッセイが織り込まれています。

 

年齢、結婚、ファッション、女友だち。

 

女性なら誰しもが経験するであろう、

不安定に揺れるその心の動きや思いを、

様々な場面やテーマの中で表現されています。

 

読み進める中で、

心がふわりと軽くなることもあれば、

鋭く心を突かれ、息すらも忘れることもある。

 

それでも読み終えた最後、

明日からも頑張って生きていこう」と、

素直にそう思わせてくれる、とても不思議な1冊です。

 

 

受ける批評が手厳しいものであれ、

 誰からもなにも言われない人生なんてつまらない

 

転職を繰り返し、会うたびに仕事が変わる私を、

大学の友人たちが陰で笑い者にしていることを知ったとき、

私はこの言葉に心の底から救われました

 

もちろん私はとても未熟で、あまりにも自分勝手で、

その人生は決して褒められたものではありません。

 

しかし私は、いつも全力で人生を生きてきました。

 

少し頑固な性格は、「まあいいや」という、

妥協で生きる道をどうしても選べなかったのです。

 

この言葉は、いつも私の心の片隅にあって、

迷ったとき、悩んだときの道標となってくれています。

 

この本の中には、こういったたくさんの、

宝物のような、お守りのような、

背中をそっと押してくれる言葉がたくさん散りばめられています。

 

 

もう一つ、

今の私がとても大切にしている言葉をご紹介します。

 

 

人は年をとるし、似合うものも変わる。 

 春夏秋冬を何十回とくり返して、らせん状に年を重ねていく。

 どの瞬間ももちろん一度きり。

 いまの自分はーそれがどんなに気に入らない自分であれー

 いまだけのものなのだ

 

 

1カ月ほど前、臨月を迎えた友人に会い、

今まで感じたことのない焦燥感に襲われました。

 

「そろそろ本格的に子どもについて考えよう」

そう思っていた矢先に、

大きなお腹を抱えすでに母親の顔になっている友人が、

あまりにも尊く、うらやましく思ってしまったのです。

 

その日から、私の毎日の生活の中に、

妊娠」への焦りが見え隠れするようになりました。

 

ですが、もともと生理不順だったこともあり、

やはりそう簡単に思うようにはいきません。

 

このもやもやを、どう夫に伝えてよいのかもわからず、

一人で鬱々とした時間を過ごすようになりました。

 

そんなとき、久しぶりにこの本を手に取り、

この言葉を目にしたのです。

 

 

「いまの自分は

 ーそれがどんなに気に入らない自分であれ

 いまだけのものなのだ」

 

私は、目の前の幸せをおざなりにして、

手の届かない幸せばかりに気を取られていると、

ふと気付かされました。

 

「妊娠すれば」「子どもがいれば」

その夢の先に幸せがあると、そう思い込んでしまっていたのです。

 

ですが、夫とふたり暮らしの生活も、

もちろんそれは十分すぎるくらい幸せで、

そしてこの幸せがいつまでも続くことが私の願いでもあります。

 

それなのに、

自分が勝手に作り出した焦燥感劣等感に心を囚われ、

その幸せを自分の手で壊そうとしている。

 

人と比べ「普通」に振り回され、

自分の本当の「幸せ」を見失っている。

 

それは何よりも恐ろしく、とても不幸なことだと、

改めて気付かされたのです。

 

 

それ以降、

あんなに囚われていた焦燥感から解放されたような気がしました。

 

産まれました」という友人の報告を、

まるで自分のことのように嬉しく思い、

その子と友人の幸せを心から願う自分がいました。

 

もちろんそう思えない日もあります。

 

「なんで?」「どうして?」

原因のわからないその運命の残酷さに、

自分だけが不幸の中にいるような気がしてきたり、

誰にも責められていないのに、

世界中が敵に見えてきたりすることもあります。

 

ですがそんなとき、

この魔法の言葉を、おまじないのように自分に言い聞かせます。

 

あたしたちよくやってる

 

 

 

 

興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

がじゅまる🌳